a brilliant donut

医療を中心とした、話題を。いつか、どこかで、誰かの役にたてば幸いです。

ながらぐい あっというまに たべすぎる

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ながら食い

 

一般的なのは、テレビを見ながら、、、

 

でしょうか

 

他のことに夢中になってしまうと、いつのまにか、食べ過ぎてしまう。。。

 

しばしばみられる例です

 

・今食べていることに集中し、

・自分の食欲(空腹か満腹か)に気を配る

 

体の合図に意識的になることで、食べ過ぎを防ぎ、満足感も得やすくなるようです

 

例え、テレビをみながらでも、

 

ゆっくりと味わって食べると、よいかもしれません

 

参考)

Mindfulness Key to Eating What You Want While Preventing Overeating

http://www.newswise.com/articles/mindfulness-key-to-eating-what-you-want-while-preventing-overeating

 

 

すこやかな 日々をめざして ちょきんする

 

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日本は世界に誇る長寿国です

 

それと、同時に平均寿命と健康寿命との違いもクローズアップされています

 

国や各学会からも、身体的側面を憂慮した

 

ロコモティブシンドローム

サルコペニア

◯フレイル

 

といった、言葉の提言と啓発がなされているのは、皆様の知るところです

 

身体的側面の一番のポイントは”筋肉”です

 

普段から筋肉を使い、体を動かし、蓄えておくことが身体的には大切なこととなります

 

いつまでも、健康に、幸せに、長く生活するために

 

貯金ならぬ貯筋を始めてみませんか?!

 

参考)

www.mhlw.go.jp

www.mhlw.go.jp

 

 日本老年医学会

https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/info/topics/pdf/20140513_01_01.pdf

https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/press_seminar/report/seminar_02_01.html

 

www.joa.or.jp

 

www.health-net.or.jp

おちゃわんを ちいさなものに かえてみる

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ひさしぶりの投稿です

 

食事でできるひとくふう

 

ごはんの量を少なく、満足に食べるこつ

 

お茶碗自体を小さいものにしてみましょう

 

大きなお茶碗に盛らなくても、

 

小さな茶碗に小盛りさせたら、ボリュームあるようにみえるかも??!

 

この ”見た目にボリュームを持たせる” ことは視覚的にも満足させるコツになるかもしれません

常用漢字と表外漢字の意義は?

常用漢字と表外漢字は常用漢字表に含まれるか否かで分けられただけであり、それ以上の特別な意味合いはないようである

 

 

漢字は”漢字表という観点”からみると、大きく2つに分類されます

 

常用漢字=表内字         :常用漢字表に含まれる漢字

常用漢字表外字=表外字(表外漢字):常用漢字表に含まれない漢字

 

つまり、常用漢字と表外漢字の違いは常用漢字表に含まれるか否かということになります

 

さて、この2つに何か大きな違いはあるのでしょうか

 

これは歴史を振り返ると明らかになります

 

・・戦後まもない1946年、一般の社会生活において現代の国語を書き表す漢字の範囲を示すために「当用漢字表」が制定

 

・・その後1981年、「常用漢字表」がそれに代わって制定

 

・・そして、「常用漢字表」に含まれていない漢字を、「常用漢字表外字=表外字(表外漢字)」と呼んだ

 

・・「常用漢字表」は「当用漢字表」と異なり、漢字の範囲ではなく目安を示していた

 

・・そのため、表外漢字の使用が増えていった

 

国立国語研究所

http://www.ninjal.ac.jp/publication/catalogue/kokken_mado/07/03/

 

つまり、あくまで制定上の問題であり、特に”意義”において差があるわけではないようです

ウォーキングとジョギングとランニングは何が違う?

ウォーキングとジョギングとランニング(とスプリント)は

❶速度

❷地面との足の接地

を目安に分類されている 

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「まず歩くことから」

「気持ちよく走るのもいいですね」

 

さて、歩く・走るの話をする際に、よく使うこれらの言葉、どう違うのでしょうか?

 

古典的には、速度で分けているようです

ちなみに、短距離走(Ex)100m sprint)のような全速力のSprintも記載があったので載せておきました

  • Walking;  1.32 m/s (20 min/mile)
  • Jogging;  3.31 m/s (8 min/mile)
  • Running;  4.77 m/s (6 min/mile)
  • Sprinting; 10.8 m/s (9.21 s/100 m)

*1mile≒1609m

(Am J Sports Med 1986;14:501-510)

(Mayo Clin Proc 1994; 69:448-461;

http://www.mayoclinicproceedings.org/article/S0025-6196(12)61642-5/pdf)

 

米国なので、表現はマイルみたいです

 

しかし、速度というのは個人差があるということで、“両足が地面から離れるか否か”での分類も提言されています

・Walking  ;両足が同時に地面から離れない(片方は地面と接する)

・Walking以外;両足が同時に地面から離れる時間がある(floating time)

 (HILDEBRAND, M. (1985). Walking and running. In Functional Vertebrate Morphology ed. M. Hildebrand, D. M. Bramble, K. F. Liem and D. B. Wake), pp. 38–57. Cambridge: Belknap Press.)

(The Journal of Experimental Biology 200, 821–826 (1997)

(C. H. Lee and J. H. Liou, “Exercise classification based on motion sensor,” in Proc. International Conference on Business Management and Information Technology, December 2013, vol. 1, no. 2, pp. 12-16.)

(L. Guidetti, G. Rivellini, and F. Figura, “EMG patterns during running: Intra- and inter-individual variability,” Journal of Electromyography and Kinesiology, vol. 6, no. 1, pp. 37-48, March 1996.)

(International Journal of Information and Electronics Engineering, Vol. 4, No. 6, November 2014;DOI: 10.7763/IJIEE.2014.V4.489;http://www.ijiee.org/papers/489-P0016.pdf)

大動脈解離で偽腔閉塞と開存を分ける意味

 

大動脈解離において、偽腔開存型は偽腔閉塞型に比べて、生命予後が不良であり、より緊急性・重症度が高い

 

ウンテン:「大動脈解離で偽腔の開存と閉塞を区別するのは何故ですか?」

 

オーベン:「それは、”生命予後”が異なるからだよ。また、合併症の発生率も違う。だから、治療方針も開存と閉塞では異なるんだ。開存は閉塞より緊急性が高いとイメージしておくべきだよ。」

 

ウンテン:「わかりました、大動脈解離は緊急性が高い疾患ですが、偽腔が開存している場合はさらに慎重に対応すべきということですね。」

 

 

 

詳細はガイドラインを参照にて

 

 

 

 

偽腔は真腔ではない。従って、分枝動脈から臓器への血流供給は真腔で維持されることが多い(Vasc Endovascular Surg 2011; 45:219. J Thorac Cardiovasc Surg 2015; 149:1081.)

 

偽腔が開存しているということは「さらに偽腔が進展・拡大し真腔を圧迫し、臓器虚血が出現する」リスクが高いことを意味する(Ann Thorac Surg 2012; 94:1223. J Vasc Surg 2015; 62:900. J Jpn Coll Angiol, 2010, 50: 147–150)

 

実際に生命予後にも差がでている報告がある(Eur J Cardiothorac Surg. 2004 Aug;26(2):359-66.Circulation . 2003;108[suppl II]:II-300-II-306.Jpn Circ J. 2001 May;65(5):359-63.)

 

 

 

エビデンスとクラスとガイドライン

 

Evidence-based medicine(EBM)という言葉が、注目されてから久しいですが、この「エビデンス」という言葉と関連のある、クラス、ガイドラインと合わせて、個人的に臨床で気をつけていることを記したいと思います。

 

エビデンスレベルをもとに臨床における推奨度をクラスわけして、示したのがガイドラインである

 

○言葉の定義はACC/AHAガイドラインを基準とすることが多い

http://my.americanheart.org/idc/groups/ahamah-public/@wcm/@sop/documents/downloadable/ucm_319826.pdf

 

ガイドラインはあくまで、臨床”指針”であり、絶対的なものではない

 

ガイドラインは“ガイドライン作成時点での”ものであり、“変わりうるもの”である

 

○言葉の使いかたに注意する「エビデンスがない??」

   有害なエビデンスがある  →Don’t(控える)

   有用なエビデンスがない  →今後、レベルが変わりうる可能性がある

   そもそものStudyがない   →今後、レベルが変わりうる可能性がある

 上記を意識することが重要。つまり、有害なエビデンスがある以外は有用な可能性が残されているこということ!

 

エビデンスレベルの落とし穴

 専門医の意見は、エビデンスがないのではなく、エビデンスレベルが低い(のであって、低いエビデンスはあるのである)

 Level of Evidence C ; Consensus opinion of experts

 

○クラスは推奨度であり、レベルはエビデンスの度合いである

 Classification of Recommendations

 Level of Evidence

 クラスとエビデンスの組み合わせが様々な理由は、その時点でレベルの高いエビデンスがないあるいはレベルの高いエビデンスを示しにくい状況(特に致死的になりうる急性期病態など)でも明らかに推奨されるべきものもあるためであり、逆もしかりだから。したがって、例えば、LevelCでもClassⅠなどはありうる