a brilliant donut

医療を中心とした、話題を。いつか、どこかで、誰かの役にたてば幸いです。

〜系統的診療〜 基礎編

〜存在診断と質的量的診断を意識する〜

診断は「存在(診断)」→「質的量的(診断)」で行うとよいかもしれない 医師が求められることを一言でいえば、「診断と治療」になるのではないでしょうか 多くの方々は無意識に行なっている方法と思いますが、今回はこの診断の時の思考プロセスのポイントと思う…

〜バイタルサインは生命徴候である②時間を考慮した評価の順序〜

・バイタルサインに国際的な定義はない(2017.2現在) ・バイタルサインは一般的に、4つの基本と第5、第6があるといわれる ・診療においては時間的猶予も考えて、バイタルサインを評価する ・呼吸→循環→意識→体温 (JATECTMにおけるABCDEアプローチ) それで…

〜バイタルサインは生命徴候である①感覚を身につける〜

バイタルサインは生命徴候 バイタルサインが不安定な場合は命の危険が迫っているため、早急に対応する必要があるという”感覚”が大事 しばしば、聞かれるこの言葉 「バイタルは?」 「まず、バイタルサインをチェックしよう!」 果たして、バイタルサインとは…

〜緊急度(Acuity)と重症度(Severity)〜

〜まとめ〜 ・緊急度は ”時間的” 概念である → 緊急度が高いほど、急ぐ! ・重症度は ”予後的” 概念である → 重症度が高いほど、予後が不良である ・緊急度と重症度は異なる概念であるが、オーバーラップすることがある (例)緊急度が高く、重症度が高い。緊…