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常用漢字と表外漢字の意義は?

常用漢字と表外漢字は常用漢字表に含まれるか否かで分けられただけであり、それ以上の特別な意味合いはないようである

 

 

漢字は”漢字表という観点”からみると、大きく2つに分類されます

 

常用漢字=表内字         :常用漢字表に含まれる漢字

常用漢字表外字=表外字(表外漢字):常用漢字表に含まれない漢字

 

つまり、常用漢字と表外漢字の違いは常用漢字表に含まれるか否かということになります

 

さて、この2つに何か大きな違いはあるのでしょうか

 

これは歴史を振り返ると明らかになります

 

・・戦後まもない1946年、一般の社会生活において現代の国語を書き表す漢字の範囲を示すために「当用漢字表」が制定

 

・・その後1981年、「常用漢字表」がそれに代わって制定

 

・・そして、「常用漢字表」に含まれていない漢字を、「常用漢字表外字=表外字(表外漢字)」と呼んだ

 

・・「常用漢字表」は「当用漢字表」と異なり、漢字の範囲ではなく目安を示していた

 

・・そのため、表外漢字の使用が増えていった

 

国立国語研究所

http://www.ninjal.ac.jp/publication/catalogue/kokken_mado/07/03/

 

つまり、あくまで制定上の問題であり、特に”意義”において差があるわけではないようです